関口知宏 大室山 LIVE レポ      
              平成十六年 七月二十六日
                  静岡県 伊東市 大室山にて二時〜三時半頃まで

天気・・まさに山の天気。濃い霧や雨もふりつつ、心配された日差しはありませんでした。
観客層・・老若男女のせっきーファン&伊東市民&観光客。170人以上はいたそうです。
新 生 (ぽちっとなライブレポ)
{ライブ前}

行って参りました!大室山。私は下田に親戚がいて祖父も静岡出身なのですが、大室山には2年前に行っただけでした。
その時も不思議で内面的な山だなぁと思いました。1周するとホントに色んな景色に変わって、感慨深かったです。
火口はアーチェリー場だったので、入れなかったのですが、まさか2年後にそこでせっきーがライブをやるなんて思いませんでした(笑)

私は、せっきーのおかげで出会えた愉快な仲間たちと4人で前のりでした。熱海の海上花火は、すっごく良かった。
当日は、昼すぎに着きました。リフトを上がると急に霧が酷くなり、雨がざーーーーーーー!!!!っとすっごい勢いでふりました。
どうなる事かと皆で売店で待機していましたが、不思議と大丈夫だと思えました。愉快な仲間たちも増え、待ち時間も楽しかったです。
1時半頃には雨も上がり、ライブも決行のようだったので、安心しました。霧は天邪鬼のように、出たり消えたりしていました。

そして、会場です。
鳥居のところで、当日パンフをゆみちから丁重に頂き、長い長い坂道の階段を下りていきました。火口ではスタッフさん達が皆雨のせいで、大変そうでしたが、私にはイキイキと輝いて見えました。素敵だ!私達は最初前に席をとってみたものの、後ろの方がくつろげそうだったので、後ろに席をとりました。
せっきーは、テントの中で、正座でMacをいじっていました。特にステージといったものは無く、雨避けのテントとロープのみでした。
さぁ、お待ちかね。いよいよライブのはじまりです。ここから先、ライブ中の事は、曲に関しては私の感想が入っていますが、なるべくせっきーが話したままを書きます。
手書きのメモなので、かな〜〜〜〜〜り書きもれまくりですが(汗)では、又ライブ後に感想を書きますので、その場にいるように感じていただければ、幸いです。
{新生}

1曲目:Native Open

     エジプト調のような、宇宙の広がりを感じるような感じの曲でした。途中あ〜あぁあ〜〜ぁあ〜〜〜♪っていう感じの、女の人に聞える歌声も入っていました(もちろんせっきーの声をいじったもの)

MC:
     1年間引っ張りに引っ張ってぇ、やるやるやると言ってました大室山ライブ。ようこそ。こんなにお客さんがこられるとは、思っていませんでした。ようこそお越しくださいました。(拍手)
いやぁまさか雨が降るとは思いませんでした。宇佐美の方は大変だと聞いてはいたんですが。
にくい演出をする山ですね。今日は山を堪能して下さい!

実は私、作曲家なんですよね。
曲を作るのですが、出来上がってみると、どうやって弾いたか憶えてない。。なんて事もありまして。。
ですので、作曲家ライブ。パソコンをぽちっとするだけの、ぽちっとなライブです。
演奏は、ほとんどありませ〜ん。ごめんなさいね。ハープはねぇ。重くて持ってこれなかったんです。
皆さん、自分なりのお時間をお過ごし下さい。ピクニック気分でお帰りいただければ幸いです。

2曲目は、鉄道の旅で、日本焼けしながらの旅中にちょろちょろかかっていた一曲です。
曲名は、絆の国。またぽちっとなです。

2曲目:絆の国
     小雨がぱらつき、霧も出ていました。まさにせっきーのHPに載っている「絆の国」の雰囲気でした。せっきーも芝生に寝転んでみたりしていました。
曲は鉄道の旅でかかっていた曲のフルバージョンです。少し寂しげなおもむきのある曲でした。

MC:
     この曲は、旅の前に自分が寝転びながらなイメージだったので、ちょっとやってみちゃいました。
まさか、霧がバーっと曲に合わせるようにおりてくるとは思わなかった。ぽつぽつ雨もふってきましたが。この天気は山にいるんだなぁ。。と実感しますね。大雨にならなければいいな。
え〜っと、3曲目は、なんだっけ??(考え中・・・・・・・)日出づる東です。

3曲目:日いづる東
     笛とギターがよく聞えました。1(強)・2・3・1(強)・2・3って体が横に揺れる感じ。凄く異国的。奥行きのある感じ。

MC:
     え〜と、この曲はですね。この山を見たとき、方角によって色んな風に見える。スペインだったり、エジプトだったり、マチュピチュのあるペルーにきたような気分になるんです。そんな中で作った曲です。
私の作った曲の中で、人に演奏してもらったものは、1つもありません。
1曲目の、アラブ人があ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪っていってるのは、私なんですね。生演奏で、笛ぐらい吹けよ!って思ったんですが。旅中にも何本もかったんですがね。機械のドレミファソと違うんですよ。合わないんですよね。だからこれもぽちっとなになりました(笑)
4曲目は、なんだっけ(汗)・・・(考え中)・・・Personneです。

4曲目:Personne
     1・2・3−・1・2・3−(飛んで飛んで伸ばす〜って感じ?)の揺れを感じる曲。水や水滴を感じる曲でした。
フランス語を使った1度朝まで生せっきーBBSに載せたもの。女の人の声(せの声をいじったもの)でフランス語でささやきのような歌声が入っています。
シュッ”セッ”ティラッ”  アッ”レッ”テュッ”  みたいな感じ。吐息風。

MC:
    これは歌えないですよね〜。ほら。おらはしんじまっただ〜〜〜♪って曲あるでしょ。男の人が歌ってるの速くしただけ。その原理を使ってるんです。わかんなかったでしょ(ニヤッ)。
先ほど、見る方角によってって言いましたが、フランスっぱいと思えばフランス語を勉強して、スペインと思えば、スペイン語。ギリシャ語入門の本買って来て、作ったり。で。出来ちゃったんですよ。(ニマ)
僕のまた友達が、ギリシャ人だったんです。で、謎のギリシャ人に聞かせたら、いけてたらしいですよ。意味もちゃんとわかったって(嬉しそう)。次の曲は、πατριδα〜patriza〜 。日本語でふるさと。

5曲目:πατριδα〜patriza〜
     ギリシャ語の曲。流れるような曲。だんだん広がっていく感じ。3部の構成になっているのかな?
はじめ、女性風の声。途中声は無くなり、笛とギター?次に男声で、最後に混声でハモリ。
ギター生演奏あり。

MC:
    また雨がぽつぽつ降ってきましたね。この曲で自信持ちまして、その後も色々やったんですが。。失敗しまして(汗)。外国語シリーズはこれで終わりかな?
この山を見たら、初めて見る気がしなくて、自分がこれからやりたいことと、あってる気がしたんですよ。
似合ってますか?曲は?おくつろぎいただけてますでしょうか?このような事は、ここにいる皆さんが始めてなわけですが、まだ5曲ほどあります。

私がですねぇ。大室山でライブをやりたい!って言いましたら、携帯に「完全にサポートします!」っていう電話がかかってきまして。
山にスーツで上がってきたバカがいたんですね。それで、この男の冒険を曲にしようかなって思ったんです。ハープな曲です。

6曲目:勇者タミトの冒険
     ハープがぴろぴろぴろ〜〜〜と気持ち良い音色でした。ナウシカで使われていた感じの壮大な強さを感じる曲。
小さく。。大きく!!小さく。。大きく!!って感じの構成かな?

MC:
    勇者タミトの冒険。逆に読むとトミタなんですけどもねっ。いや〜ハープね。買っちゃったんですよ旅に出る前。29万円ジャストで!やっと弾けたと思ったら、旅に出るまで後2日しかないじゃん!って感じでしたね。。
天城の方は山の景色なんですけど、夕日が架かって、まるで大昔の中国で、万里の長城を戦争で負けた人達が、ぞろぞろと歩いていく景色が思い浮かびまして。アジアの沈黙です。

7曲目:アジアの沈黙
     マラカスのような音や、ボ〜ンと響く低い音、鐘のような音やピアノ?など、色んな音が聞えた短い曲でした。
哀愁の漂う感じのする深い曲でした。

MC:
    ホントに短かったですね。私はこの山に来て、景色を見て、曲を作る。
僕の音楽をやるなら、ここ、大室山しかない!って思いましたね。大室山に来るからこそ曲が生まれる。
こういうのを自然と会話するって言うのかな?って思いました。

昔CDを出さないかって話が来て、そこには歌をいれてくれないかって事だったんです。悩みながら作りましたけど。
CDの中でこの曲を、作り直してくれないかって、スタッフが言いまして。作ってみましたら、なるほど。合ってるなと。
夏の虫です。

8曲目:夏の虫
     笛全開だったり、ギター全開だったりの、ゆったりした日本的な曲。昔のミニアルバム「快復」の中の1曲です。
ゆったりと、円を描くような感じの曲だと思いました。

MC:
    真っ白になってっ来ましたね(霧)。こんな霧、普段見ることないですよね。僕も数え切れないほど来ましたわ。でも、初体験です。幻想的ですよね。
この山を見てたら色んな風に見えるって言いましたけど、この山の上を夕方歩いてますと、仕事や人間関係で、疲れたとき、泣いちゃおっかな?って思えてくるんです。そういう景色って、外国には無いんですよ。そういう瞬間って、不思議と日本の景色なんですよね。次の曲も、日本をイメージして作った曲です。
世の中の流れ、流行ってありますよね。その頃は日本ってギャグな感じで、真面目に日本的な曲が作りたかったんです。
女性ボーカリストなんか、口をそろえて外人になりたいって言ってましたし。反抗精神で、作り始めたところもあります。まぁ作ってるうちにそれはなくなっていきましたが。
自分なりに日本をイメージして作った曲。月です。

9曲目:月
     本当に日本的な、懐かしさのある曲でした。笛の音と音の上がり下がりが心地良い感じ。

MC:
    今頃着替えとなってしまいました(笑)本当は着替えて2時に登場。さぁ行こうと思った瞬間ザーっと来てしまいまして。
この服は、ここが俺の大事なところ!って時に着るシャツなんです。見ようによって、色んな国の物に見える、多国籍な感じが気にいってます。1年ぐらい前に日本で買ったんですがね。
旅は意味のあるものだった。機会に恵まれまして、やらせていただきました。心派の自分と、体派の自分に別れて行く旅でした。
心は第2弾3弾やらないかな?体は、もういいかげんにしてくれ!。本当にハードでした。旅を終わってみたら、自分もやりたいという人がいるそうで、取材でそういう方に1言お願いしますって。記録にこだわらないで、下さい。NO1遠いルートだそうですが、ぶらり旅で良いんですよ。私達は普段決まっている未来の予定に向かって生きています。そんな中、偶発の中に身を置ける、偶発を体験する喜びを感じました。
旅中での、子供の「あっ”流れ星!」あれは結構衝撃でしたね。雨で撮影も上手く行かず、今日はハードだなって思ってたところに。子供ってのは、マイナス思考じゃないんですね。

今までの2曲は、想像の中の日本でした。3日後にできるわって思ってたのが、3年だったりいつできるか?ってのが、すぐ出来たり。曲ってコントロールして出来るものじゃないんですよね。今度の曲は、旅の中で偶発にメロディーが浮かんできたんです。
場所は大谷海岸。次の曲はインスピレーションで作ってみようかなって思って作った曲です。8月頭のスペシャルでも放送されるものなんですが、日本(仮題)です。

10曲目:日本(仮)
      笛の音が幻想的な感じ。今までの曲のなかでは、低い感じかな?

MC:
    これで大室山ライブの曲は終わりです。大室山ライブに向けて曲をつくっていたわけですが、おれ最近旅してないなって思ったんです。私エジプトにピラミッド見に行ったんですが、1曲目であ〜〜〜〜〜〜〜〜♪い〜〜〜〜〜〜〜♪って言ってますが、あそこではいつもあんな感じの音楽が流れてるんですよね。
それで、ギリシャ・ペルー・ティオティワカンも行きたいな〜。日本ブラリ旅もイイナァ〜って。
そんなところに旅の話が。熱い営業をさせて頂きました。私を選んでくれてありがとうございました。(会場に家族で見にいらしていたので、感謝の挨拶をしていました。)
実は!私第2だんの鉄道の旅やらないかとオファーが来たんです。
今旅を振り返ると、エジプト・アメリカ・プータン色んなとこに行きましたが、日本って凄いなとつくづく思いました。日本人で良かったと思いました。決まりましたら、1度目にまして日本のよさを皆さんに伝えられたらって思います。
大室山ライブ第2弾。今度は日曜が良いですよね。日射病全然関係なくなりましたけど、暑いのは大変でしょ。是非是非第2弾は春とかにやりたい。また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
どうもありがとうございました!



{ライブ後&感想}
終わったら、霧が幕のように下りてきました。1曲目の曲が流れる中終了。せっきーは早々に会場を後にしました。
私は長い長い山道をゼーゼー言いながら登り、ファンの皆と話したり、帰りに喫茶店に寄ったりしてから、車で帰ってきました。とても楽しかったです。

Macをポチッとすると曲が出てくるまさにぽちっとなライブ!1曲だけ生ギターの演奏でしたが。
ライブ中も霧や雨が自然の演出をしていました。この日は、雨でライブが出来なくなるかもという天気予報だったので、皆終わってほっとしていました。奇跡的ですよね。曲も凄く良かったので、CD化されるといいなぁと思います。カメラも数台あったので、DVDっていうのも良いと思います。

私の感想
いやぁメイクドラマ!なライブでした。見ている観客の過ごし方も、性格が出ていて面白かった。
それまでも、その後も良い天気なのに、この日が雨や霧だったのは、何か意味があるように感じました。
今は晴天ではなく、霧。あそこに集った人々の中に、何かもやがあるのかもしれない。もちろん私も。そして、これは始まりなんだなぁと思いました。
大室山は、優しい山でした。色も風も空気も息づくものも。まるで心のような感じもしました。せっきーの言うように、あそこからは、海も見え、反対は陸が見え。色んな物に惑わされたり、影響されたり感動したり。火口は本当の自分の心。母体の中のように思えました。自然はそこにあるだけで、色んな事を教えようとしているのかもしれない。感じる心。素直な心を忘れなければ。それは見えるのかも。
私達は、あそこから下界の荒波の中に、決意ある旅に出るのかもしれない。ホントの自分に戻る旅へ。まさに新生。
そして第2回には、ダメな自分。弱い自分。甘い自分から一皮向けて帰ってきたいな。晴天の空の下に。
あそこに集った人々。このライブを応援した人々。全ての人が、悔いの無い旅をして、大きく素敵な人になっていけたらイイナァ☆

せっきー、このライブに携わったスタッフや伊東の皆さん、同じ時間を共にした皆さん、お家で成功を祈っていてくれた皆さん、今回私のつたないレポを読んでくれた皆さん、皆本当にありがとう!!お疲れ様でした!感謝。
皆に大きな実りの恵みがありますように。
次回が楽しみです♪ではまた!
                                                                  by あり

                                       
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